稲わら
稲の茎や葉を思わせる、青さと乾いた温かさのある香り。米の甘い食感とは異なり、植物の繊維や畳を連想させる穏やかな質感を加えます。
グリーン
稲わらについて
稲わらは、米を収穫したあとに残る稲の茎や葉です。香水ではこの植物の繊維を思わせる香りが、グリーンの表情や乾いた温かさをつくるために使われます。食べ物としての米を描くノートとは、異なる質感を持っています。
香りの特徴
新しい草を思わせる青さと、乾いた植物のやわらかな温もりが重なります。果汁のような瑞々しさでも、炊いた米のクリーミーな甘さでもなく、繊維や草の表情が中心。乾燥や時間の経過で変わる植物の香りも、その着想源です。
香水での使われ方
木やムスク、穏やかなバニラと合わせると、乾いた植物の感触に包まれるような香りをつくれます。お香と重ねて、寺院や和室を思わせる香りに使う例もあります。稲わらそのものの精油と断定せず、その印象を香料で描く香調として扱います。
豆知識
昔ながらの畳では、稲わらを重ねた芯を、織ったい草などの表面で包みます。畳全体の香りは複数の材料から生まれるため、稲わらのノートと畳表のい草は区別されます。
