アネ・アヨ

多文化的な経験と視覚芸術への関心を、明るく現代的な香りの構成へ落とし込むスペイン出身の調香師。

Spain

調香師アネ・アヨのポートレート

アネ・アヨについて

スペインのビルバオで海を身近に感じて育ち、英国で学び、ドイツで過ごした後、フランスを拠点に活動する調香師です。複数の文化と言語に触れた経験から、一つの土地の慣習に閉じない視点を養いました。幼い頃に父から贈られた香りの組み合わせを試す玩具も、匂いへの関心を深めるきっかけになったと公式プロフィールで語られています。

経歴

当初は薬学を学び、原料と化学への基礎を身につけました。調香師アルベルト・モリヤスを紹介する記事に刺激を受け、香水とファッション管理のMBAを修めた後、グラース香水学校で専門的な調香教育を受けました。現在はdsm-firmenichでファインフレグランスを手がけ、ブランドの要望と素材の個性を結ぶ仕事を続けています。

創作スタイルと哲学

絵画、ファッション、ダンス、布地、色彩といった視覚・触覚の表現からテーマを立て、素材の異なる面を彫り出すように香りを組み立てます。花を共通テーマにした個人的なコレクション制作にも取り組み、単発の着想を複数の香りへ展開します。日本の文化や食、メノルカ島の海、パリの美術館や書店で得た感覚も発想源です。

代表作

  • 『Chloé Eau de Parfum Lumineuse — Chloé, 2023』— ローズ、ジャスミン、バニラを明るく重ねた作品。
  • 『A Drop d'Issey — Issey Miyake, 2021』— ライラックを中心に据えたフローラル。
  • 『Scandal Le Parfum — Jean Paul Gaultier, 2022』— 濃密なフローラルと甘さを組み合わせた作品。

手がけた香水