クレア・リエジャン

料理やワインの記憶を、素材の意外な組み合わせへ生かすフランスの調香師。高砂香料工業で、レザーや花の多彩な表情を描いています。

France

Portrait of Claire Liégent smelling a blotter

クレア・リエジャンについて

クレア・リエジャンは、フランスのシャンパーニュ地方で育った調香師です。高砂香料工業で活動し、料理やワインに親しんだ感覚を、素材の思いがけない組み合わせへ生かしています。

経歴

父親のレストランで、食べ物やワインの香りを身近に感じながら育ちました。醸造への関心から香水づくりへ進み、ISIPCAで学んだ後、IFFでドミニク・ロピオンのもとに修業しました。現在の作品では、プルミエール ポーやアレンドールなど、異なるブランドの構想を香りへ移しています。

創作スタイルと哲学

自然と料理から得た意外な取り合わせを、日々の着想の手掛かりにしています。感覚と大胆さに、処方の技術的な理解を重ねる姿勢を大切にしています。レザーを肌のように柔らかく見せたり、ローズに冷たく鉱物的な表情を与えたりと、素材の名前から予想される印象をずらす作品も手掛けています。

代表作

  • 『シミリ ミラージュ』(プルミエール ポー)— レザーにアンブレット、イモーテル、海を思わせる感触を重ねる作品です。
  • 『ローズ モノトーン』(プルミエール ポー)— ローズを、冷たい果実や金属、ミネラルの表情へ描き直す作品です。

手がけた香水