マルティーヌ・パリックス

IFFでファインフレグランスを手がけ、非伝統的な匂いを明快な構造へ組み上げたフランスの調香師。

France

調香師マルティーヌ・パリックスのポートレート

マルティーヌ・パリックスについて

マルティーヌ・パリックスは、IFFでファインフレグランスを手がけたフランスの調香師です。IFFの調香師ポートレート資料ではパリを拠点としていたことと現在は引退していることが示され、香水資料には欧州ブランドでの複数の作品が記録されています。

経歴

公開されている個人的な経歴は限られていますが、IFFで長く活動し、コム デ ギャルソン、ドルチェ&ガッバーナ、アナヤケ、アディダスなどの作品にクレジットされています。1990年代から2000年代にかけて、幅広いブランドへ香りを提供しました。

創作スタイルと哲学

花や果実の写実だけに頼らず、金属、空気、埃、電気機器といった非伝統的な匂いを構造化する力が際立ちます。Odeur 53とOdeur 71では、香水らしさの境界を広げる抽象的な設計を、共同調香の中で具体的な作品へ仕上げました。

代表作

  • 『Odeur 53 — Comme des Garçons, 1998』— 非伝統的な匂いを抽象的に構成した共作。
  • 『Odeur 71 — Comme des Garçons, 2000』— 金属や熱などの感覚を香りへ翻訳した抽象作。
  • 『Dolce&Gabbana Pour Femme — Dolce & Gabbana, 2012』— フローラルと甘い質感を軸にした作品としてクレジットが記録されています。

手がけた香水