リリック マン

シャープなライムとベルガモットに始まり、ビターグリーンなアンジェリカとスパイスが立ち上がって、ベルベットのようなローズが静かに浮かび上がる香り。やがてインセンスと松の冷たい木立が広がり、サンダルウッドとムスク、バニラが柔らかな余韻を残す、陰影のあるローズ・インセンスです。

アムアージュ

調香師: ダニエル・ヴィスティン

アムアージュ リリック マン 100mL ボトル

リリック マン

シャープなライムとベルガモットに始まり、ビターグリーンなアンジェリカとスパイスが立ち上がって、ベルベットのようなローズが静かに浮かび上がる香り。やがてインセンスと松の冷たい木立が広がり、サンダルウッドとムスク、バニラが柔らかな余韻を残す、陰影のあるローズ・インセンスです。

香りの展開と個性

シャープなライムとベルガモットがきらめくような幕開けを与え、徐々にビターグリーンなアンジェリカとガルバナム、ジンジャーやナツメグ、サフランのスパイスが絡むことで、暗くベルベットのようなローズの心へと沈み込みます。甘やかなオレンジブロッサムがそのローズを包み込みつつ、煙るインセンスと冷たい松針、滑らかなサンダルウッドとムスク、穏やかなバニラが土台を形成し、明るいシトラスから陰影のある薔薇と木立のインセンスへと緩やかに移ろう香りです。

こんな人・場面に

ライムの鋭い立ち上がりから、徐々にローズとインセンス、ウッディスパイスの陰影あるオーラへと落ち着く香り立ちは、華やかさよりも静かな気品を感じさせます。明るいシトラスとグリーンに対して、冷たい木立とスモーキーなバニラが対位を成すため、春や秋のやや涼しい日やフォーマルな場、静かに過ごしたい夜に向き、甘さ控えめのドライなローズを好む男女に適したフロラル・インセンスです。アンバーを帯びたローズとインセンス、ウッディなベースが重くなりすぎない秋冬に最も映え、適度なシトラスとグリーンの爽やかさにより、気温の落ち着いた春にも使いやすい一方で、真夏の高温多湿環境にはやや不向きな傾向があります。拡散性は立ち上がりははっきりと周囲に届きますが、その後は上品に収束し、腕の長さほどの穏やかな軌跡を描く中程度〜やや強めの拡散です。持続性は通常の肌では8〜10時間ほど持続し、シトラスが収まった後もローズとインセンス、ウッディなベースが長く残るため、終盤まで存在感のある香りです。肌質や気温で変わるため、これらは公式の構成と濃度から導いた編集推定です。

調香師とボトル

2008年発売のオードパルファムで、調香師はダニエル・ヴィスティンです。アムアージのメンズライン共通の直線的なフラコンに、深いルビーレッドのラッカーをまとわせたボトル。ハンジャルの柄を思わせる緩やかなアーチを描くシルバーのキャップには赤いカボションが配され、フロントのシルバープレートにブランド紋章が刻まれた重厚な佇まいです。

香りの構成