ヴァニラ バルカ
退廃的なバニラアブソリュートにトンカビーンズの温もりが重なり、クリスタルのようなフランキンセンスが甘さを照らすオリエンタル・バニラのアッタール。濃密な油膜のように肌を包み込み、儀式的でありながらも官能的で心地よい甘香を長く残します。
調香師: ドミニク・ロピオン
ヴァニラ バルカ
退廃的なバニラアブソリュートにトンカビーンズの温もりが重なり、クリスタルのようなフランキンセンスが甘さを照らすオリエンタル・バニラのアッタール。濃密な油膜のように肌を包み込み、儀式的でありながらも官能的で心地よい甘香を長く残します。
香りの展開と個性
甘く退廃的なバニラアブソリュートが、肌の上でゆっくりととろけるように広がるオリエンタル・バニラのアッタール。続いてナッティでややタバコを思わせるトンカビーンズがコクと温もりを重ね、厚みのあるクリーミーな甘さを形作ります。その奥からは、クリスタルのように輝くフランキンセンスが立ち上がり、柑橘を思わせる透明感と鉱物的なきらめきで甘さを引き締めます。時間とともに香りは甘くバルサミックなバニラの残り香へと収束し、香炉から立ちのぼる香煙がスパイス市場を漂うような、儀式的でありながらも官能的で心地よいムードを生み出します。
こんな人・場面に
肌に一滴ずつ載せる伝統的なオイル香として使うと、その濃密なバニラとトンカの核がゆっくりと溶け、香り立つフランキンセンスが穏やかに漂います。甘くバルサミックな温もりは秋冬の夜やドレスアップした場、静かに過ごしたい時間に特に映え、ニットやカシミアの装いと好相性です。高濃度オイルのため暑い日中には控えめな量が望ましく、ごく少量なら柔らかなグルマンの光彩として他のインセンス系やウッディ系フレグランスの上に重ね、甘さと奥行きを加えるレイヤリングにも向きます。濃密なバニラとトンカ、インセンスの温もりが際立つため、もっとも映えるのは秋冬の涼しい季節です。春先の夜なら少量使いで心地よい甘さを楽しめますが、全体としては高温多湿の真夏にはやや重く感じられるタイプです。拡散性は塗布直後は腕一本分ほどの中程度の放ち方で温かなオーラのように漂い、その後は肌に寄り添うような控えめな拡散に落ち着きますが、動きや室内の空気の流れに合わせてほのかな甘い尾をしなやかに残します。持続性はごく少量の使用でも10〜14時間ほど肌に残り、衣服には翌日以降まで柔らかなバニラとトンカ、インセンスの甘い残り香が続く非常に高い持続力です。肌質や気温で変わるため、これらは公式の構成と濃度から導いた編集推定です。
調香師とボトル
2021年発売のアッターで、調香師はドミニク・ロピオンです。アムアージュのアッタール コレクション共通の、やや丸みを帯びたクリアな長方形の12mLボトルに収められたピュアパフュームオイル。淡いゴールドの液体が透明ガラス越しに輝き、小ぶりでメタリックなキャップと繊細なアプリケーターが、儀式的な塗布の所作を引き立てます。


