29–別人

調香師の岸田茂雄が手がけたグリーン フローラル。スペアミントの冷気と再構成されたイグサの緑が白い花へ溶け込み、穏やかな体温へと着地します。

エラム

調香師: 岸田茂雄

29–別人 ボトル

29–別人

この香水について

調香師の岸田茂雄が手がけ、エラムが2025年に発表したグリーン フローラルのオードパルファムです。百人一首29番に収められた、初霜と白菊の境界が曖昧になる歌に着想を得ており、見慣れた景色や自己が静かに移ろう姿を香調に映し出しています。エラムの調香監修・エバリュエーターは佐藤孝が務めています。

香りの特徴

スペアミントとリーフィーグリーンの澄んだ冷たさが冬の朝の空気を思わせる立ち上がりを見せます。やがて香気分析をもとに再構成されたイグサのハーバルグリーンと、ミュゲを中心とする清楚なホワイトフローラルがゆるやかに溶け合います。ラストではパチュリがわずかな土の影を添え、ムスクとアンバーグリスが冷気の奥にある確かな温もりを宿します。

こんな人・場面に

冷涼なハーブと穏やかな草木の気配、そしてやわらかな余韻の変遷を楽しみたい人に適しています。落ち着いた美術館や静かな書斎のほか、冬の澄んだ空気の中で静かに過ごしたいひとときに寄り添います。

香りの構成

エピソード