ヴォルール ド ローズ
湿った土のようなパチョリに陰りあるローズが絡み、熟れたプラムのワインのような甘さがその隙間を満たす。明るさよりも冷たくローム質な質感が際立つ、内省的でダークなローズ・パチョリの香り。
調香師: ミシェル・アルメラック
ヴォルール ド ローズ
湿った土のようなパチョリに陰りあるローズが絡み、熟れたプラムのワインのような甘さがその隙間を満たす。明るさよりも冷たくローム質な質感が際立つ、内省的でダークなローズ・パチョリの香り。
香りの展開と個性
つけた瞬間から湿った土を思わせるダークなパチョリと、陰りを帯びたローズが絡み合う。公式ノートのプラムがワインのような甘さとわずかな発酵感を添え、土と花のあいだをつなぐブリッジとなる。香り立ちは明るいブーケではなく、湿った土から抜かれたローズの株のような、ローム質で少し黴臭くひんやりした印象。時間とともにローズは静まり、ミネラル感のあるパチョリが主役となり、プラムは輪郭を柔らかく染める程度に後退しながら、比較的線的で沈思的なローズ・パチョリとして肌に寄り添う。
こんな人・場面に
冷たく湿ったパチョリと抑えたローズが主役のため、秋冬や曇りがちな春の日に向く香りで、暑さや強い日差しとは相性がよくない。線的で内省的な印象は、一人での散歩や静かな夜、美術館やオルタナティブな場などにしっくりと馴染む。土っぽさやわずかな黴臭さがあるため、オフィスや近距離でのコミュニケーションでは控えめな使用が安心で、ジェンダーを選ばずムードを纏うタイプの香りと言える。 最も適している季節は秋と冬で、ひんやりした春の日にも使いやすい。一方で、密度の高い土っぽさから暑い夏にはあまり向かないと考えられる。いずれもコミュニティの使用傾向と香りの性質に基づく慎重な編集上の推測。 拡散力はおおむね中程度で、最初の数時間は存在感があるものの、その後はパチョリ主体の穏やかなスキンセンツ寄りへと落ち着く傾向があるとされる。コミュニティの印象に基づく慎重な編集上の推測。 オー・ド・トワレとしては比較的持続力があり、肌上で6〜8時間ほど残る印象。プラムの甘さが落ち着いてもパチョリとローズの核が長く続くとされる。コミュニティの評判を踏まえた慎重な編集上の推測。 これらの性能は公式の香りの構成と複数の着用報告を照合した編集推定で、肌質や気温によって変化します。
調香師とボトル
1993年発売のEDTで、調香師はMichel Almairacです。ラルチザン パフュームの象徴的な多面体シリンダー型ボトル。透明なガラスにブラックキャップが載り、フロントにはブランド名と「Voleur de Roses」の名を控えめなセリフ体で記した長方形ラベルが配される、ミニマルで薬局風の佇まい。


