ウード・マラクジャ
ウードの森でパッションフルーツを味わう旅の情景から生まれたエクストレ。喉を潤すような果実の瑞々しさと、熱帯の温度を思わせるウードの深みを一本に重ね、ローズとサフラン、バニラとシストが琥珀色の甘さへつないでいく。
調香師: ジョルディ・フェルナンデス
ウード・マラクジャ
ウードの森でパッションフルーツを味わう旅の情景から生まれたエクストレ。喉を潤すような果実の瑞々しさと、熱帯の温度を思わせるウードの深みを一本に重ね、ローズとサフラン、バニラとシストが琥珀色の甘さへつないでいく。
香りの着想
メゾン クリヴェリの香りは、創業者ティボー・クリヴェリが旅先で受けた感覚の記憶から作られています。ウード・マラクジャの出発点は、人里離れたウードの森の高床の小屋で、思いがけないかたちでウードと出会った体験です。名前の「マラクジャ」はポルトガル語でパッションフルーツのこと。深いウードアコードと、光を含んだ果汁感のあるパッションフルーツという、それまでにない組み合わせがこの香水の個性です。
香りの展開と個性
つけた瞬間は、パッションフルーツアコードの甘酸っぱい果汁感が明るく立ち上がります。香りの中心では、トルコ産ローズアブソリュートが蜂蜜のような丸みと果実味でサフランの官能的なスパイスを受け止めます。そこにウードアコードとレザーアコード、パチョリが重なり、果実の光の下に乾いた木と革の陰影が広がります。土台ではバニラとスペイン産シスト(ラブダナム)が全体を琥珀色の甘さで包み、ウードアコードの木の温かさに奥行きを与えます。ベンゾインの樹脂の甘さも余韻を柔らかく保ちます。アキガラウッドはわずかに加えられ、香りの広がりと持続を支える役目を担っています。ローズ、ラオス産ベンゾイン、シスト、インドネシア産パチョリには、ジボダンが厳選した天然香料のラベル「ORPUR」の素材が使われています。
こんな人・場面に
編集部の推定では、ウードとレザー、樹脂が重なる濃い構成のため、秋から冬、または春や初夏でも涼しい夜に最もなじみます。果実の明るさがあるので、ウードの香水に慣れていない人でも入りやすい一本です。賦香率32%のエクストレ・ド・パルファンで、ヴィーガン処方です。拡散性は強めで、つけてから数時間は周囲にもはっきり届き、その後は肌の近くで甘い木と革の香りが続きます。持続性は長く、着用報告では8時間以上残るという声が多く見られます。日中やオフィスでは1〜2プッシュに抑えると扱いやすくなります。
調香師とボトル
2023年9月に発売され、調香はジボダンのジョルディ・フェルナンデスが手がけました。50mL・100mLのほか5mLのトラベルサイズがあります。ボトルはメゾン クリヴェリの円筒形で、深い青に色づいた胴にヘアライン仕上げのシルバーのキャップを合わせています。白いラベルには「Oud MaracuJá」の名と赤い「EXTRAIT DE PARFUM」の文字が入ります。2024年にはFragranticaの読者投票でベストニッチフレグランスに選ばれました。









