ボルネオ 1834
土と樹脂を含んだパチョリに、カカオとリコリスの甘苦さが重なるダークで官能的な香り。ラムを思わせる温かな樹脂感がアンバーウッディの厚みを与え、チョコレートの粉のような柔らかなドライダウンが静かな華やかさを残す夜向きの一本。
調香師: クリストファー・シェルドレイク
ボルネオ 1834
土と樹脂を含んだパチョリに、カカオとリコリスの甘苦さが重なるダークで官能的な香り。ラムを思わせる温かな樹脂感がアンバーウッディの厚みを与え、チョコレートの粉のような柔らかなドライダウンが静かな華やかさを残す夜向きの一本。
香りの展開と個性
インドネシア産パチョリの土と樹脂を思わせる香りを軸に、カカオとリコリスが甘くビターな厚みを添えるパチョリ・コンポジション。ラムを思わせる温かな樹脂感がウッディさをやわらげ、密度のあるアンバーウッディのオーラを生む。時間とともにカカオは乾いたパウダリーさを帯び、リコリスのダークなハーブ調の甘さが立ち上がり、パチョリが森の湿った大地からエレガントなシプレ調へと揺らめく。
こんな人・場面に
密度のあるパチョリとカカオ、リコリスが冷えた空気の中で美しく広がるため、秋冬の着用に適した香り。夜の外出や静かな時間、ドレスアップした場に映えるが、拡散は比較的控えめで室内の近い距離でも馴染みやすい。少量ならダークなウッディアンバーとささやかなグルマンを好む人のシグネチャーにもなり得る。とくに秋冬に適した香りで、冷え込む季節に温かな厚みが映える。春の涼しい夜には心地よく作用し得るが、真夏の高温環境では重く感じられる可能性がある。拡散性はシアージュは中程度からやや強めで、通常量のスプレーなら腕一本分ほどの距離で明確に感じられるが、過度に主張しすぎるほどではない。持続性はロングラスティングで、肌上でおよそ8〜12時間ほどしっかり持続し、パチョリと樹脂のニュアンスがドライダウンまで残る印象。肌質や気温で変わるため、これらは公式の構成と複数の着用報告を照合した編集推定です。
調香師とボトル
2005年発売のEau de Parfumで、調香師はクリストファー・シェルドレイクです。ボルネオ 1834 は、セルジュ・ルタンスの「グラットシエル」コレクションに属する細長い直方体ガラスボトルに収められる。透明なフラコンに淡く色づいた液体が映え、シンプルなダークカラーのキャップと最小限のラベルに香水名とブランド名が記される。


