ペリユーズマン・ヴォートル

磨き上げられたローズとスモーキーなウードが一体となり、一本の暗い香りの柱のように立ち上がる香り。やがてアンバーウッディな柔らかさを帯びて肌に密着し、静かな官能と夜の緊張感を滲ませる。

セルジュ・ルタンス

調香師: 非公表

Serge Lutens ペリユーズマン・ヴォートル 75mL ボトル

ペリユーズマン・ヴォートル

磨き上げられたローズとスモーキーなウードが一体となり、一本の暗い香りの柱のように立ち上がる香り。やがてアンバーウッディな柔らかさを帯びて肌に密着し、静かな官能と夜の緊張感を滲ませる。

香りの展開と個性

ペリユーズマン・ヴォートルは、ローズとウードが層を成すのではなく一本の影の柱のように融合して立ち上がる。甘さを削ぎ落としたダークなローズが、薬草的でスモーキーなウードに磨かれ、麗しさと危うさのあいだの細い綱を渡るような緊張感を生む。時間とともに香りは樹脂を帯びたウッディさを増し、ローズの花弁はビロードのようになめらかに、ウードは低く響き続ける。やがてアンバーウッディなシースのように肌に密着し、静かな官能とわずかな憂いを残しながら、ローズとウードの二重奏が最後まで揺らめく。

こんな人・場面に

集中したローズとウードの軸が際立つ香りのため、静かな夜や物思いにふける時間に最も映える。香りの広がりは肌寄りから中程度で、華美というより洗練された印象を与え、きちんとした装いの夜の外出や親密な集まり、ひとりで歩く夜道にもよく合う。日中やオフィスではやや暗く重く感じられる場合もあるが、涼しい空気や薄暗い室内ではその磨かれたダークさが魅力を増す。温かみのある樹脂的なローズとウードの構成から、秋冬の冷たい空気に最も適している。涼しい春の夜にも似合うが、暑い夏の日中にはやや重く感じられる傾向がある。拡散性は香りの拡散は中程度からやや強めで、立ち上がりは存在感があるものの、時間とともに落ち着き、周囲にはっきりと感じられつつも過度に押し出さないオーラを纏う。持続性はオードパルファムとしては持続力が高く、ローズとウードの軸が一日を通して感じられ、後半は柔らかなウッディアンバーの残り香が夜まで続くことが多い。肌質や気温で変わるため、これらは公式の構成と複数の着用報告を照合した編集推定です。

調香師とボトル

2020年発売のEau de Parfumで、調香師は非公表です。セルジュ・ルタンスの「グラットシエル」コレクションに属する、細身で直線的なブラックボトル。ミニマルなラベルと黒いキャップ、暗く艶のある液色が、夜の都会の空気を思わせるドラマティックな佇まいを強調している。

香りの構成